海の七月

 

 君にあげよう(ver村田)

そんな風に顔を真っ赤にして泡を喰って訂正しなくてもいいんだよ。全部君のおかげなんだ。君の願いと君の努力と、勿論、君の願いを適えようと尽力してくれる皆の、おかげでもある。

君はとても優秀な増幅装置だ。誠意を信じ喜びをもって受け止める。想う気持ちを何倍にも輝く光に代えて、あまねく全てに注ぎこむ。悪意をかざす者を恐れず、投げつけられた悪意を受け流し、叩き返すのではなく、代わりに善意を与える。

君はとても素晴らしい王様だ。君に影響されて、皆どんどん光の属性を得るよ。この僕が言うんだ間違いない。親友の欲目じゃない。僕はそんなものこれっぽっちも信じていなかった。時が経つほど何一つ信じられなくなっていった。世界に光と愛が満ちるだなんて。いたわりと思いやりに守られて、人間も魔族も笑うばかりの世界が来るなんて。それなのに渋谷、君は何を否定するの? 僕の言う事が信じられないかい? 君はもっと貪欲であっていい。誰も成し遂げなかった事の代価にそれこそ世界だって貰ったっていい位。

だからね。

何が欲しい? 欲しいものを僕が君にあげる。君はわがまま言ったっていいんだ。そりゃあね、誰かの宝物を奪ってくるとか、嫌だって言われているのに誰かを無理に側室にするとか。誓い合った恋人同士の片割れをどうしても欲しいとか、そういうのは僕の担当外だけれど、それだってまあどうしてもと言うなら考えないでもない。僕が出来ることなら何でもするし、出来ない事だって無理を通して、君にあげるよ。さあ、だから渋谷、

何がしたい?
誰が欲しい?
誰に居てもらいたい。
失いたくないのは誰?

眞王なんかには叶えられない望みを僕が君にあげよう。親友の為にどんな手だって使って必ず叶えてあげるから、さあ、






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ダイケンジャーがユーリに言った大盤振る舞い
(20090812)

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